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2007/01 |
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ファイルの大移動をしました。リンク切れなど在るかもしれませんが、すこしずつ直していきます。勘弁(1/6) |
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NEW The White Papers ( 23 pict up 07/01/08 ) | |||||||||||||
NEW 人 (8 pict up 07/01/09) | |||||||||||||
Jan 28 はれ |
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鴨川シーワールドの海獣医師 勝又悦子さんを思い出しました。動物園や水族館の特殊造形物の設計をしていた20代の頃、現場立ち会いで残業、泊まりかなとあきらめて、公衆電話を探す途中、閉園後の人気も無い夕日を浴びた薄紅色の獣舎の中、ゾウアザラシに横座りで、頬擦りしている若い女性。人魚が、そこにいる!愛情を形で見せられて、清められる感じ。今も鮮やかです。無名の若い飼育員の彼女でした。最近テレビでお見かけする彼女は、日焼けして化粧っ気のない海女さんのようにデカイおかーさん!人のかたちは、どう見られたいとかでなく、好きなものをどのくらい愛せたかで、まったく関係のない人さえを惹きつけるかたちに変化するらしい。上手くいえませんが・・・・。公園のシナガチョウにエサを与える人は沢山いるけれど、彼女に接するときのシナガチョウは全然違う。彼女を守るようにつながっています。それだけで、どんな鳥たちよりも輝いています。私はそう思っています。am7:30 |
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Jan 27 はれ |
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20センチ=1ピクセル。航空写真から、地図を起こしています。去年まで森やな〜んにもない原っぱだったところに、コピー&ペーストを何回もくり返して ちょこっと修正で町の出来上がり、一括選択で一区画何世帯も瞬間消滅。ダウンタウンの道は、ダラダラ歩く人の足跡なりにだらしなく、家も貼りつくように歪でつらなっています。人の巣と移動の軌跡です。ニュータウンや高速道路はドライ!足跡を消し去り神々しい?直線です。人も確認できますが、髪の黒と地面に落ちた影だけ、ポートレートのように表情は読めません。コピペの町や直線の団地にはも幸せや悩みが、その数の何倍も存在しているはず。どうやら人より高いところにいるという神様の目線のじゃ、地上の人は見えないかも?、神様、仏様はあなたの中にいます。でもさ、情感のまったく反映されない事実もそれはそれで見応えがあります。イマジン!地図フェチって世の中にいっぱいいるのもうなずけます。全てイリュージョン。五日ぶりの公園はポカポカサタデイ。まだまだ現役、しっかりしているグリーン塗装の鉄製の柵がショボクて金属株価高騰のタイミングでアルミ製の貧弱なものに取り替えられています。こんなつまらない決定はお上、それとも神? |
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Jan 21 くもり |
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14日にオオタカを見た。おととい富士山を見た。だから、季節はずれでも、ナスが食いたいと夕食をリクエスト。正月もとうに過ぎたけど、Happy気分。夕食後、80年代初頭からカウンターカルチャーをリードしてきた吉祥寺のshop33のClosed
Party。音楽やアートの世界ででっかい星になったヤツ、むっちゃくちゃオシャレで綺麗な女の子、ビジネスでブレイクしている人、10代20代のよくわかんないけど夢の塊みたいなDJ、アパレルデザイナー、集まりました。別れの握手の強さは、それぞれのエール。わすれない。それにしても彼奴ら、アカデミックな私をぶっ壊してくれました。ありがとう。 |
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Jan 20 くもり |
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Sorry! 久しぶりの更新。基本はSOHOスタイルですが、背に腹は代えられず、よそのオフィスに監禁状態。仕事のボリュームがクレイジィ! 2月末くらいまで更新はそうとう不定期。一応、毎日公園には通っているのですが(真夜中)写真気分ではないのです。少年時代からのあこがれの航空写真にかかわっています。かなり楽しいのですが、専門の美術やデザインの分野ではありません。世の中にはこんな仕事があるんだと長生きを感謝しています。トローンとした頭と眼でみた、くもりの善福寺公園 シャープに空に伸びる木々がすばらしい。素っ裸で天に伸びる地上の水の限界。 |
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Jan 14 はれ |
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今年は白鳥は来ませんでしたが、オオタカが長者の森の上空をとんでいます。よわいカモやアヒルが、さらによわいカモやアヒルをいじめている光景はよく見るけど、けたちがいに強い猛禽類がハンティングするシーンを見たい。ニュースで流れる、事件の背景をワクワクして、ゾーッと見おろしている悲しい時間を 足下の時間にリセットしてくれるに違いない。 |
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Jan 13 はれ |
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色の少ない季節だから輝く色もある。お日様が雲に隠れたわけでもないけれど、急にさむい風が吹いてきて もう帰ろうって歩きだす。つぎのきっかけってそんなこと。 |
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Jan 12 はれ |
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「しずかさやいわにしみいるせみのこえ
」この句を詠んだ人はどこにいる?詠み人は動けない、岩になっている。人が消えている。「かきくえばかねがなるなりほうりゅうじ 」この句に幾種類の朱があるだろう。開眼した瞬間に飛び込んできたものしか信じれない。なんにでもなれるものになりたい。ぼくがつくるものに脳はない。脳はいらない。眼だけあればいい。老いることのおそれを越えて新しいイメージに満ちている94才の言葉。 |
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Jan 9 はれ |
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黒白の印画紙が必要でヨドバシカメラのフィルムカメラコーナーのぞいていたら、ピンホールカメラが2〜3万円くらいでたくさんありました。文明、進化は危うくて行ったり来たり。通話料0円、デジタル全盛の時代に自分の会話や、確かに見たものを計算することも、自身の為のセキュリティかもしれません。夏に公園で拾ったサボテンが満開です。捨てられた時の傷が残っていますが、そんなことふくめて気に行ってます。絵になる美しさも、絵にも描けない美しさ♪も、絵にもならない物に 自分にあった美しさを発見した時の喜びに比べると貧弱だと想いませんか?私の部屋には、公園で拾った(捨てられていた)喜びがいっぱいあります。 |
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Jan 8 はれ |
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月曜日にしては、人が多いと思っていたら、今日は旗日。ゲームをしてる子ども、裸の木々を観ながら花の絵を描く老人たちも 休日の空気を吸い込んで、ゆっくり時間を過ごしています。何度でも生き返るゲームも、ヌルヌルの絵の具を塗りつけるのも、犬の散歩も、小春日和の眩しいひかり。 |
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Jan 7 はれ |
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去年の今日、氷結した上池にきまぐれな白鳥は来ました。今年は暖冬、超巨大な低気圧。公園わきの彫刻家の奥さんに招待いただきアトリエで宴。90代の夫婦の会話がおもしろい。お酢和えが酸っぱすぎるに始まり、若い頃の話。クライアントと喧嘩し尻ぬぐいを何度したことか、大学の石膏像をコピーして二人で背負って売りに歩いたこと。彫刻家の妻の苦労話には迫力があります。NHKドラマの「純情きらり」のマロニエ荘の話みたい。94才になっても好きなことだけしかやりたくない亭主と愚痴たれながらも朗らかな妻。「奥様も芸術家だったのですか?」「私は武蔵美でフランス語教えてたの」「モデルにならないとかいってハイカラインテリ女を食ったですか?いいな〜」「ムフフ」お屠蘇とブランデーで理性が溶けだした。奥さんらしき塑像が、アトリエに射し込む夕日に輝いています。自作のゆがんだ器にブランデーとお屠蘇をそそいで、「こりゃ、うまくないの〜」好奇心、衰えを知らず童と娘の瞳。素敵な幸せが満ちています。 |
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Jan 6 あめ |
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青春プレイバックの年初めでした。こんなきれいな故郷を後にして、なぜ東京に出てきたのだろう?18の春。今回の帰省の車中で、世界を仕事場にしているファションデザイナーの知人とたまたま乗り合わしました。彼女は、ネパールのポカラとここだけが魂の居場所だと言いきります。ニューヨークに住んでいた80年代、知り合った日本通のニューヨーカーは、日本地図の故郷を指さしてここが住みたいところと言われたこともあります。私が知り合った食材のプロたちも躊躇わず日本一だと言いきってくれます。母がこしらえた正月の煮付け、地酒、寿司、水、どれも美味かった。18の私には、大きく包んでくれる、しずかな大切なものに気付けず、欲しがるだけの自身の退屈にも気付けなかった。けど、一週間ぶりに東京で食べる、ドイツパンやパスタでホッとしてしまう私です。もう一つのプレイバック。近所に引っ越してくる妻の両親と三軒茶屋の実家での最期の正月。若者好みの流行街に変化したこの町にはなんの未練はないと、妻も、両親も今日の写真はいらないと拒否。預けっぱなしにしていた私や妻の荷物の整理。忘れていた原点も黄色く焼けてありました。 |