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2006/03 |
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New park 06/3/3 |
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March 31 はれ | |||||||||||||
西荻、吉祥寺あたりの気のおけない人たちとの花見。風が冷たくてビールはうれません。赤ワインをHotにして飲みました。七輪に豚汁も正解。子ども達はジャケットをぬいで、元気です。通う学校もちがうのですが、親ら 気のおけない仲だと、子らも、気のおけない仲。いや逆。子らが 気のおけない仲間だから、親らも、気のおけない仲間。 | |||||||||||||
March 30 はれ | |||||||||||||
中野通りを新井薬師まで車でぬける。ちょうちんがつながっています。闇にぼんやりうかぶさくらいろ、ひきだしがいっきにひらく。いとことつないだ手、祖母のむいたリンゴ、ビニールに六つ切。でっかいイチョウの乳房、きいろとちゃとあかの地層、イヌフグリ、しろくかわいた寂寺、木目にそってひっかく。傷痍軍人の演奏するアコーディオン、ハモニカ、義手のはだいろ、くろいサングラス、すこしこわい。坂に建つ日本一モダンな写真館、ヤナギの若葉。丘のてっぺんにはせまっくるしい展望台、登ったり、降りたり。リンゴを囓るとさいしょはうすいしおあじ、それからあまい。正面、つよいうみのあお、ぼんやりそらのあお、水平線。右の空にうすくしろい山脈が浮かぶ、左はわかいみどりの半島がはっている。見おろす町並、ごちゃごちゃ、でかい瓦屋根は、エンショッさん、しかくい箱は市役所。あれが御婆ちゃんのうちかな? からっぽのビニール袋はリンゴの汁で張りついてぺっちゃんこ。のこった空気がへんなかたちになるようにつぶす。それにあきたら透かして、けしきをゆがめて、ぼかして、たいくつしてる。夕方、あかるいそら、ぼんぼりにあかりがともる。ずいぶん高い、みあげて下る。振り返って下る。折れ曲がった坂道。前にも、後にも、つながっている。平地でみあげる丘はくろい影、ぼんぼりジグザグ。てらされたサクラ。 | |||||||||||||
March 27 はれ | |||||||||||||
サクラは、三分咲き位でしょうか。時々思い出したように冷たい風が吹いたりしますが、少し動くと気になりません。春っぽく空はぼやけたあおいろ。サクラはしろにほんの少しべにをたらしたいろ、他の木々のきいろやみどりもやわらかく、和菓子いろ。からあげもワインもいいけれど、しおみをいきるあんこ味。 | |||||||||||||
March 26 はれ | |||||||||||||
腰が痛いのは、コンサートの余韻。朝の公園はしずかです。ブルーシートが二枚、席取り役の若い子が、読書にあきてブランコをゆらしています。太極拳のグループは{なだそうそうを」ながしています。切り株に腰かけてサクラを見上げている老人。私は、池に映るサクラを。つめたいビール、飲んでます。午後、眠いのは、朝から飲んだから、花見の人もまだまだしずかです。 | |||||||||||||
March 25 はれ | |||||||||||||
アパートに朝から、ピアニカののんきな音色でベートーベン「第九歓びの歌?」がながれています。ピッタリ今!近所の子どもいけてる、公園に行きました。ボートが再開されています。歩道を行く顔がきれいです。昨日の卒業式も、夕べのローリングストーンズも良かった。アホだと思ってた校長の、利休の「守・破・離」の引用もだいたい的をついてた。コンサートの喫煙所の中年のカップルの「初めての時はハッパだったけど・・・」といいながら、紙コップでビールを飲んでる風景もきれいでした。若いうちはこれモンの乗りで、薬一発で走れるけれど、年とったら健康第一、ミックジャガーは、ステージを走りっぱなし、キースのギターもうなりっぱなし。先生の挨拶って広辞苑では・・こう書かれています、みたいな引用ばっかしで、簡単な単語、言葉一句、ホントの意味(感じ)を伝える努力ってなかった。でも、オレ、今ホントにHAPPY! | |||||||||||||
March 23 はれ | |||||||||||||
終業式。息子が文集やアルバムを持ち帰りました。定番の”将来”についての作文に 考えたことがないから書きながら考えますといろんな職業をあげながら、かっこよさや責任のおもさを論じて、まだまだ知らない職業がありそうだからやっぱりいいきれないという作文がありました。まったくだとおもいました。イベントで導きだされた”将来”なんか、自分と関係ないからね、時間もたっぷりある、どんなに時間があったって知らないことが減ることはないんだから。私は幼稚園の時、左官。小学校の時、金持ち。中学校の時シンガーソングライター。高校の時は東京に行きたい。アホみたいな”将来”でした。結局この年になっても、的確に自分の職業を特定できません。ニューヨークを旅をしたとき、「この街じゃ何にもしてない人は、自分のこと”アーティスト”って言うんだよ」ってセントラルパークのホームレスがおしえてくれました。それから、とりあえず私は”アーティスト”ってこたえてます。明日は卒業式のあと、ローリングストーンズのコンサート。たぶん更新はなし。 |
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March 22 はれ | |||||||||||||
西荻あたりはコブシが満開ですが、公園のコブシはどうしたの?遅いです。サクラは、ちらほら咲いてます。暦がずれてます。こんな春もありかな。人の作った暦だもん。 | |||||||||||||
March 20 はれ | |||||||||||||
チョンチョンとゆびでつついたら、はじけてしまいそうなくらいサクラのつぼみがふくらんでます。月曜日の人のいない公園のベンチは木の影が落ちていて気持ちが良さそうです。 | |||||||||||||
March 18 はれ | |||||||||||||
昭和のふたつの大破壊現場、関係者からの証言、証拠品見つめていたら怖くなりました。現場証人からの提供、公園にて取材。詳細は当HPでは云いません。、ゆうべ、UPはしたのですが、まったり日記とは流れがちがうのではとおもい外します |
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March 17 はれ | |||||||||||||
ウオ〜 風!飛んでるスズメが、押し戻されている。凧だってあんなに高くとばないぞ。ビニール。早い早いかたちを変えて消えてゆく。雲。修繕忘れた、雨どいバタバタ踊って気をつけろ。派手、派手。天気。強烈なひかりとホコリが目に飛び込まないように。街の中、真剣、しかめっつら。眉間にしわ。は、午前の話。夕方の公園は何でもいい絵になってしまう。きれいな陽。バス通りの地蔵のうらのヤナギが、おおきく裂けています。 | |||||||||||||
March 16 はれ | |||||||||||||
上池にはボートが浮いています。帰ってきたなと思っていたら、ドラマ「家政婦は見・・た」?のロケでした。”善福寺公園のマカロニ”によったら、”きくいむし”についての研究と写真が届いてました。お会いしたことのない70代の女性からです。伊勢さんと女性は、顔も合わせたこともないのに それぞれ濃い気持ちで木の皮を持ち帰って、一方は美の方向から、一方は理科の方向から、ねちねちねちっこく大勉強、大発展し、出会うことなく二人の7年の成果だけが、スマートに展示されています。いい話でしょ。彼女の写真の記録からあのケヤキは、1999年1月採集されたことが判明しました。メデタシ。メデタシ。 「・・者は見ていた」ドラマティック! |
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March 14 はれ | |||||||||||||
手前の大きく高い送電線よりも、低く飛ぶヘリコプターよりも、ずっとずっと雲がでかく輝いています。風は冷たいけれど、こんな日は気持ちがいい。銀座のギャラリーに展覧会を見に行きました。普通の人の風景です。美人でもなく、奇妙でもなく普通の人たちがリトグラフで描かれています。石の板にダーマトグラフで描いている気持ちよさそうな作家の日常が伝わります。このあたりは70年代からバブルの頃まで、現代美術のサンクチュアリみたいな一角でしたが、今は、寂れた一角です。静に戻っています。淡々とを丁寧に生きることは大切なことです。 | |||||||||||||
March 12 はれ | |||||||||||||
つくし発見!私はカッペな性か、つくしとふきのとうが、春の証拠です。雪国育ちだから、屋根の雪のミシミシっていう頃、咲くウメじゃなくて、地面が見えて雑草の若葉の間にふきのとうやつくしを見つけた時、春がきたってホッとするんです。合鴨特売で今晩は鍋。子どもに合鴨の掛け合わせのこと聞かれて、親がまさかファキンともいえず、だらだら遠回しにダックスフントやルネサンスのグロテスク趣味、メンデルの法則、F1, のことを説明していたら、面倒くさくいなって思いました。 | |||||||||||||
March 11 はれ | |||||||||||||
春から縁起がいい!3月25日からボートが戻ってきます。公園利用者がいろんな形で努力した事が実りました。土・日・祭日・開花期中と制限はありますが、戻ってきます。小さな絆や思い出が未来を作っていきます。 | |||||||||||||
March 10 あめ | |||||||||||||
誰の言葉だったかな〜、何にかかれていたかな〜と、棚から本を取り出して、ページをめくっては、ななめに読んでみつからない。記憶は当てになりません。ネットで調べてもみつからない。家族、友人、まさかオレの言葉か?そんなわけないし。引用を確かにしないと使えない。活字だったはずなんだけど・・。わからずじまいで気分転換。散歩の途中、ある方から衝撃的な写真を見せていただきました。明治の小説にもなった、その後、昭和になっての大事件、心中の現場の証拠写真です。数日前、その現場からもちだされた物を公園で見せて頂いていたのです。昭和の点と点が日本中で私一人だけ、線になったのです。でどころがはっきりしている昭和の記憶を近じか、公開します。許可も頂きました。人生っておもしろい。善福寺公園もDEEP! | |||||||||||||
March 9 はれ | |||||||||||||
何故だろう?善福寺公園で話すあのご老人に憧れるのは。この公園には魅力的な人はいっぱいいます。でも全然違う。タイピングをしていて気づきました。草臥れた(くたびれた)です。草がしおれた様です。水でもアルコールでもいい。ちゃんとシャンとすることが前提のくたびれた。くたびれた(草臥れた)を使うところを、疲れた。「疲れた」は病だれ、病気です。薬か、逃げなければいけないせっぱつまった状態です。草臥れた人は逃げません。根っこが生えてます。疲れたは伝染します。私が”草臥れた”と”疲れた”の使い分けが出来ていれば、人類ハッピーになれるんじゃないかと思っています。 | |||||||||||||
March 8 はれ | |||||||||||||
ウメが上品なかおりをながします。スイッチ・オン!春は点きました。来園客は、ベンチや地べたにシートを広げ、お弁当箱、ワイン、なごんでます。季節の移り(映り)かわりは人やいきものに、様々な行動やイメージをうながす装置です。様々な行動やイメージは、それもまた、多様な表現を産みだす装置です。多様な表現も、人それぞれに解釈を生みだす装置です。 | |||||||||||||
March 7 はれ | |||||||||||||
確定申告の書類を作っていました。今回は社会人になって最低の年収ですが、でも一週間に1、2日分働いて家族三人メシだけは食べた。理想的な100点満点の年収でした。私が勤めを辞めたきっかけは、あるギリシャ人のインタビューです。「この国は経済的には問題がありますが、週に2日徹夜で飲んで唄える国がどこにありますか?私はこの国を愛してます」でした。素晴らしい愛国心です。週に2日徹夜で仕事の自身のおびえの程度の低さに気付されました。ホントの生活レベルをちゃんと維持しなければっと、心に誓いました。そうそう、バリケンがビリケンの本名らしいです。聞き間違えたのか,気がなかったのか、バリケン。バリケンと私には、ビでもバでもどうでもいいことだけどね。 | |||||||||||||
March 6 はれ | |||||||||||||
白鳥のつぎはビリケン。4.5日前から現れたヘンなヤツ。あまり警戒はしません。知人に尋ねるとレスポンス良く回答が帰ってきます。南米原産の・・・・、食用に飼育されている鳥だそうです。たぶん捨てられたらしいとのこと。名前はわすれました。頭部の羽毛?毛を立てると△が出来ます。子ども達はビリケンと呼んでいます。よくみてる!特徴をとらえたネーミングです。うなずき、笑い。騒動みたいになりますかね?苦笑い。それはないでしょう。そうですよね、この器量じゃ。チチカカあたりに売っている壺に描かれていそうですよ。やっぱむつかしいとおもいますよ。温かい午後にぴったしのゆるい会話。カメもおきたようです。 |
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March 5 はれ | |||||||||||||
思ったこと。学生の頃、授業で模写をしたことがあります。モティーフは、国宝「鳥獣戯画図」指導教官は平山郁夫。日本一 派手なプログラムです。模写技法は、残像です。簡単に言えば、銀行で貯金を引き出すとき、行員が、届印と申請印を重ねて何度もめくり確認するあのやり方です。感性、共感、心など自分は一切いりません。写すこと。キズやシミ、汚れまで。表現でなく作業。目に焼き付かせることと、同じに写すことだけです。当時、私はそのプログラムに熱心ではありませんでした。自分への執着が原因だったと思っています。ずっとそうでした。現在、管理所での「伊勢克也個展 善福寺公園のマカロニ」はだれも気にとめない朽ち木を大変な時間をかけて、拓本、トレース、データ化する作業から始まります。その後、始めて自分が登場します。トリミング、見なくても描ける描写力、等々。その後、意匠化、出版、商品化、経済を動かしました。彼の出版物も展示されています。出版されるたびに陰気なものを作る変な人と思っていました。変なものとは社会とコミュニケーションがないということです。出版物に 人からチューブがいっぱいつながっているドローイング、母親の臨終間際のスナップ。大っきらいでした。それは、私が気の置けない人に対するあいまいな不死神話にドップリ浸かっていたからです。この展示を企画したときまでは、公園のアル中仲間に善福寺発のかたちぐらいの軽い気持ちでオファーしました。私はずっと最初からかたちありきだったから。でも、彼は、正視すること(写す)既成に美化しないこと、自分を消滅するほどの謙虚であることを大切にしていました。つながりました。きっとこの展覧会は人文史に残ると思います。 | |||||||||||||
March 4 はれ | |||||||||||||
善福寺公園に隣接するアトリエにお邪魔してました。最近のオレ的流行になっている、近代彫刻で重要なモデル松平須美子の事を聞きました。結論は 良い血筋、好い女、佳い身体、おおらかな性。自由奔放で、むちゃくちゃ華のあるモデル。このアトリエに木内克といっしょに遊びに来て、いきなりモデルになってくれたそうです。木内克のアトリエ開きで「牧神の午後」のイメージをを一糸まとわず披露した、昭和の美術史の伝説的ニュースそのものじゃん!彼女ここに立っていたんですか〜!荒川静香さんのうつくしさを思い出して涙ぐんでおられたのも印象的でした。華はあこがれ、至福、時代を超えて涙ぐみます。 | |||||||||||||
March 3 はれ | |||||||||||||
息子から家庭科の打上げに使う、パイナップル缶を至急もってきてくれと電話。フルーツポンチを作るらしい。小学校正門で待ち合わせ。中学に入ったら、ボーイスカウトに入団したい。ボーイスカウト?ボーイスカウト・・・集団行動がイメージできない。ボーイ数買うと×。いいね〜、やれば。短い時間に交わした息子との会話にドキドキしました。 | |||||||||||||
March 2 くもりかな | |||||||||||||
どんなに成長したって、解っていることより、知らない、気付いていないことの方が、よっぽどお多いと思った方が、いきやすく楽しそうです。ほんと自分のこと知らないもの!コンディション一つ管理できない。ゆうべ飲過ぎて脇腹押さえていたのに、今日は知らん顔して飲んでるもん。 |