2005.12 |
December 27 はれ |
暇で、こけた師走です。アレがありません。でも、アレのある人も、アレのない人も、等しくアレに追いかけられているのが世間かな〜と おおざっぱに思っていますが、アレのない人でも、アレを沢山持ってる人にも、アレに追いかけられずに、楽しそうに笑っている人、見つけたとき、私はそんなものになりたい。けれど・・。酔い師走です。 |
December 26 はれ |
栞にしたくなるようなきれいな落ち葉も、踏まれて粉々です。北風は砂のホコリと角張った落ち葉のかけらを踊らせています。この寒さだけが共有できることで、ここにいる人、ここに在る生物たちは関係ない今を生きています。関係のない集合が今です。全体が部分にあたえる力は強力そうですが、やっぱり思い想いに今を過ごしています。全てが関係を持っているという考え方もあるようですが、一年に一度しかクリーニングに出さないダウンの肩に落ちてきた鳥のフンを、どうすればきれいに落ちるのか?私の頭の中はいっぱいです。 |
December 25 はれ |
イブは手作りのチーズケーキです。そうそくは一本です。ロウが垂れるのがいやという息子の意見が反映しています。ローストチキンも手作りです。今年は去年より小さいです。私の稼ぎが反映しています。シュトレーヌも手作りです。少しぱさつくのは何が原因でしょう?酒は発泡酒でなく恵比寿です。ワインもラムもあります。大掃除も済ませました。年賀状も書きました。本当にヒマな師走です。呑みすぎて夕方まで気絶してました。来年は戌年です。 |
December 22 はれ |
寒っ!冬至だとおそわりました。でも特別に感慨にふけったり、カボチャを食べなきゃとかありません。寒いと気持ちいいしかありません。時計もないし、新聞読まない、今日撮らなきゃいけない、人に紹介しなけりゃいけない、そんなモンありません。寒っ風!それだけ。 |
December 21 はれ |
プレパラートさ。夕べの標本。どこかに大きな冷凍庫もって'〜レイクのX月X日'とか’’19XX年の氷河の泡’とか、いっぱいいっぱい氷のコレクションしている奴きっといるはずさ。記憶コレクター。世界のどこかにきっといる。いやそんな奴ばっかりの惑星が地球?だってカメラぶら下げちゃたりして、フリーズ。 |
December 20 はれ |
木も、人も、鳥たちも、橙色。道も、家も。自転車の車輪に、ガラスに、瞳に、夕日を受けて輝きます。年寄りも、走る人も、おばさんも、犬も、背に光をうけて真っ黒。ブルッ日影をすぎるとスーッと寒くなりました。 |
December 19 はれ |
アパートのベランダの観葉植物がしもやけです。3年間ズーッと霜対策はしたことはなかったけれど無事だったのですが。今日はおもしろそうと「風のハルカ」も見ないで公園へ。ビンゴ!ほぼ全面氷結。鳥たちは氷に着地するとき滑っています。時々氷が鉄の棒を弾いたような音をたてています。はじめて見る光景ですが、水に揺れる光が固まってしまうとこんなにも情報が減ってしまうものかともおもいました。一日20枚ぐらいしか撮らないよう心がけているのですが今日は、”はくち”になって、230回シャッターを押しました。
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December 18 はれ |
2、3日暖かい日が続いて、今日の寒さと風はこたえます。あんまり人はいません。コントラストの高い光とながい影が、古い記憶を蘇らせます。そうそう、あの日もこんな・・・。。当時はこれはオレじゃないだろう、もっと派手なのっとあんまり着なかった地味なパターンが今風?中学生の頃、母が編んだセーターを着ていますパツパツだけど。手編みのセーターは暖かい。ふるさとは大雪。 |
December 17 はれ |
年賀状の家族写真を撮る。セルフタイマーの設定がわからない。ストロボがよくわからない。「やだ〜お父さん去年とおなじセーター」「秋は写らないように」私はどこに立てばよい?いつものように気楽にはいきません。「焼き芋焼き芋」「早く帰ってゲームがしたい」最も手強い遠慮知らずのクライアント。帰ってから三年目のグリーンフォレストのクリスマス飾り、息子は手抜きの三角重ねた星、「宗教違わない」「関係ないじゃん。うちは浄土真宗ってお祖母ちゃん言ってたよ」そうだったんだ。 |
December 16 はれ |
寒くはありません。それでも午前には下池の半分、氷が残っています。水中で斜めに止まったイチョウの葉っぱぼんやり池の底に消えそうできえない。あばたのできた寒天菓子みたいですがキラキラきれいです。鳥たちに砕氷船のような泳ぎを期待するのですが氷をさけて浮いてます。気持ちいい。上池では、手漕ぎボートの撤収。風景が変わります。
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December 15 はれ |
せがれのちぃっちゃな時、チチカカで買ったひょうたんマラカス捨てるっていうからランプシェードに改造。光はスーッとヒトを誘う大切な道具と確信しています。ズーッと。先月、家宝であった明治のランプシェードを素振り練習でこっぱ微塵にされて、なかなか佳いのが見つからない。納得のできるランプシェードが家族を照らすまでのつなぎの間接照明。夏に水害に遭われたお宅の照明もUP。施主はスタートレックが大好きです。いったい私は何屋なんだろう? |
December 14 はれ |
徒歩3分に飽きちゃって、遠回りして散歩に行くと発見があったりします。今日はおでん屋台の駐車場。公園と道一本隔てたところにあったとは。何でも500円じゃ怖くて飲めない、と呑兵衛が話してました。焼き芋は小さいと200円ぐらいですからよくお世話になります。カモメはジョナサン・リビングストン |
December 13 はれ |
田舎の河原で樹がフンで真っ白になるくらいフツウにいっぱいいる鳥ですが、この池では清らかな鳥です。サギの仲間だということぐらいは知っています。いつになく人の多いところにいて、写真を撮らせてくれました。怪我をしています。右の足折れています。この鳥のスタイルから察すると致命的な怪我です。絶対にあてにできない厳しい鳥の世界より、人の威をかりたほうが少しのあいだ・・・。下池の葦の植え込みには氷がはっています。 |
December 12 はれ |
忘れてしまってた幸福感を考えていました。新生児室に溢れていたあの感覚は、退院の時の精算やタクシーを拾うあたりから失ってしまったような気がします。古い写真を見ても回答はありません。透明な時間。美しいものを見つけることなど簡単なことで、あの幸福感の代用にはなりません。こりゃ、もー 子どもつくらないとダメか!バカいって。
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December 11 くもり |
今日は荻窪、東京衛生病院新生児室にいってきました。善福寺公園の呑み友達の娘を拝見。やっぱ新生児って佳い!しあわせ!よその家の事でもおこぼれのしあわせにウットリ溺れます。せがれも、はじめて見る新生児に、感動しています。面会が終わってカーテンが閉まる時、シモネタ仲間に帰って「額縁ショウーだね。」母親と妻と息子は、共闘を組んで父親と私をにらんでいます。子はかすがい。 |
December 10 はれ |
落ち葉の風舞起(fubuki)についつい脇見運転。見上げていたら首が痛くなりました。真っ青な空に ケヤキの小枝はクルクル、エノキやイチョウは鮮やかなままに、ひこうき雲まで飛び入り参加、佳い日和です。チュウーハイのんだら犯罪者,ガマン、ガマン。
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December 9 はれ |
部屋の整理をしています。若い頃の写真や作品、仕事も例外ではありません。整理のつかなかった20年間位の思い込みがポンポン捨てれます。20代のポートレート、他人みたいにいい男。(特別UP)暮れって見つけたり、捨てたりそんなことで変わる準備をする時だったんですね。長生きして良かった。だって気付かなかかったものですから・・・。 |
December 8 はれ |
鵜はTake offのとき、体が大きいぶんだけ滑空距離が必要なようです。ユウッくり、池の端まで低く飛んで、転回してから、青い空にクロスの影を掘って、公園で一番たかいユリノキの向こうに消えます。器量よしとはお世辞にも言えませんが、惹かれます。日光に羽を広げて体を温めている姿は、重いコウモリ傘を干してるみたいでだらしない。でも好きです。寒い日の陽だまりは、退屈そうな猫が普段より愛想よく写真を撮らせてくれます。ホントは腹ぺこなだけじゃない? |
December 7 はれ |
December 6 はれ |
今日は善福寺公園の友人の出産予定日です。連絡はできません。二人の大切な時間だから。思い出して、朝からなんだか嬉しくて。寒い世間から、あったかい我家に帰ってくると赤ちゃんとミルクの甘い匂いで満たされた、幸福の部屋。母親とはちょっと違う父親だけの、のんきな快感です。我が子が悩み多き年頃に成長した、萎んだおとーさんにはなによりあたたかい酒の肴です。 |
December 4 曇り/雨 |
わけの判らないことで忙しくしていると、昨日と同じ今日を予想して、ギャップに 想像力のなさだけが自分なのだと、情けなくなります。”曇りのち雨”の予報は見事にビンゴ!人はいません。落ち葉を踏む音と まだ枝に残る枯れ葉に当たる音は、降りはじめ乾いています。酒屋でもらったビニールの袋にカメラを入れてはやく帰らなきゃ。 |