善福寺公園まったり日記 http://park.marketp.jp/

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2009
 November 23  はれ

スキッと晴れた。
部屋をすこし片付けた。
ちょっと物をへらさなきゃ。

デニス・ホッパーの サインがでてきた。本物だよ。直にもらったんだから。
ハーレーライダーにあげることにしよう。もともと寡黙なな彼だが、ますます無口になって元気がない。

本棚を西荻のアンティーク屋に引取ってもらった。

殺風景なクランクのある私道をトボトボあるいていたら、穴のように暗い中に緑の光がが横切った。

バスチャン・サルガドの展覧会観にいくの忘れてた。

つるべ落としだね、もう暗い。
お風呂に入らなきゃ。

 November 22  くもり

町を歩いて、石を投げればカメラマンに当たると言われるほど、自称カメラマンが多い。
彼は、40年間写真だけで妻を養ったから強かと言えば強かだが、ハッキリ言ってたいしたことのないカメラマンだ。
でも、一応、広告代理業の私としては、便利だったりして、 何となく援助したり、お酒を飲んだりする。
かなり如何わしい。最近、彼は泣きを入れる。目がかすむことで言い訳する。
俺だって、目がかすんでるよ!耳も遠くなった気がするよ!まったく!
そんな彼が吉祥寺にある中古のカメラ屋を教えてくれた。B級の情報通なのだ。

覗いてみた。そしたら、おもしろかった。如何わしい彼がのめり込む、変さがバッチリあった。
風俗店みたいな感じかな?とにかく変! 客も店員も変。
銀座辺りの老舗舶来中古カメラ屋とは全然違う。ライカはローリングストーンという名曲もある。

使う当てなどないけれど、フィルムカメラの100〜200の望遠レンズを衝動買いした。
だってやたら長くて変な形なんだもの。しかも1000円。デザインが行き詰まっている形だ。
僕は自慢じゃないが中古のカメラやレンズは使わない。何台か友人や恩人からいただいた機材はあるけれど。
二十歳に買った初めてのキャノンF1後期につけてみた。
つばのある帽子を後ろに被って首からぶら下げれば、西田敏之が演じていた絶滅カメラマンのスタイルだ。

今も昔も、標準レンズと広角レンズしか使わない。
被写体にどこまで近付けるのか?それがステータス、勇気とコミニュケーション力だった。
相手の反応が、受け入れ方が、自分を映す鏡のような気がして自分探しだった。
緊張、興奮する。
衝動買いした長チンボコレンズは、コンプレックスねっと妻に笑われた。
とてもこれをぶら下げて、散歩はできない。
今度湘南辺りにツーリングに行ったら、コスプレしてみようかな。
捕まらないくらいに。
もう冬、ビキニのピチピチギャルはいないよな。

今日の公園

 November 21  はれ

母から荷物が届く。
友人からもらったという無農薬の野菜がいっぱい、段ボール箱二つ。
田舎の年寄り百姓は、後継ぎがいないせいか、家族のぶんだけ無農薬で作るのが流行らしい。
それのお裾分けのお裾分け。
冬瓜や白菜や名も知らぬ野菜の隙間にむかし俺が好きだったという?たいしてうまくない煎餅や田舎のスーパーでしか売っていないマイナーな即席麺やインスタントコーヒーが詰められている。
いつも簡単で、かわらない文面の手紙がチラシの裏なんかに書かれて添えられている。
風邪を引かないようにとか、正直にに生きなさいとか説教くさいこと。
今回の手紙の裏は、父親の介護認定の書類。
ちょっと息をのむ。介護4?
電話をする。
父親にかわってもらう。
電話の向こうで私の問いかけに"うんうん"としか答えない小さな声が、NHKのニュースがうるさくて聞き取れない。
受話器を置いて静かな気持ちになる。

夕方、大瓶のキリン二本とハイライトを買いに行かされていた、あの日はもうない。

 November 14  あめ

散歩をはじめる頃には、チャイムが響いて
「四時半になりました。よゐこのみなさんはきをつけておうちにかえりましょう」
陽が落ちるのがはやくなった。でも、暖かい今日は。
空中を低く雲が覆っているけれど、西の屋根の隙間からあかくなって、空のところどころ朱に染まって、
きれいだな。
池の向こうの梢や黄色い葉っぱも、薄い赤のゼラチンを透かして見ているみたいだ。

きっとこの感じなんだなっと、思っている。それは言葉にはしない。

一周する頃には、"夜"になったけれど、東の空に雲の切れ間青空を見つけた。
なんだか嬉しくなる。

相当いい日だ


食っちゃ寝の扶養家族を抱え込んで、今日で一年目。
夕飯はごちそうにちがいない。

 November 13  あめ

私は基本頭が悪いからあまり考え事をしない。答えを導けない。
そんな私でも、ちょっとな〜と考えてしまうことがある。

いい話もいっぱいあるんだよ、それは会ったときにね。

13日の金曜日きっといいことありますよ。
だって、神様、仏様に嘘ついてないから。
泣いても笑っても本気。

雨の降り始め

 November 09  はれ

ロケ班出発AM5:30 現場 青梅市。眠い。
中野の"餃子の王将"を話題にしている奴がいて、話題以上に車内が臭っていることに気付いていない。
仕事に、ニンニク臭は困る、唸りたくなったけどそれじゃ〜現場を創りづらい。
それでも、昼前には何事も無く撮影終了。
まっいいか。

家についたのは2時前。
遠くの高圧線に人がぶら下がっている。これこそがの仕事。

暖かいから、公園で酎ハイを飲んでいたら、サラリーマン時代の名前も思い出せない労働運動の活動家にあった。
何十年ぶりだろう?
そうとう左翼な人で情にあついが、 融通が利かない。
そうとう世話にもなったが。
もう引退して組合の専従だった女性とデートらしい。物腰も柔らかくなっている。
時代も変わったもんだ。
終わり良ければ、まぁいいか。

 November 03  はれ

寒いですね。
最近つるんで遊んでいる戦争カメラマンの家に初めて遊びに行った。
そしたら、犬と拾った生まれて一月に満たない子猫が二匹いてかわいくてかわいくて。
子猫の下の世話を犬がしているの。
犬の世話ともらい手を探している子猫の "里親の審査"を小学五年生の娘がしているの。
審査は、結構きびしくて、
あの人は40で一人もんで、きっと仕事ばっかりで餌をあげて放ったらかしっぽいからだめ !
あそこんちは、だいたいいいんだけど、妹がぎゅっと握ったからだめ!
結局かわいくてしょうがなくて、手放したくないのがよくわかる。

目的だった、写真を見せてもらうことなどわすれて、鍋をつついて帰ってきた。
あったかい。
生姜と七味を薬味にしたこととは全然関係なしに心が。

 November 01  はれ