善福寺公園まったり日記 http://park.marketp.jp/

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2008
December 31  はれ

廊下に山積みの木箱は"私自身のプレパラート"
貝殻、植物、屍骸、骨、岩石、砂、化石、遺跡のカケラ、コイン、おもちゃ、機械、世界各国の土産、へその緒・・。
私の価値で構成し、発想の源、作品材料、"私の知層”のつもりだったが・・。
今朝、侵入猫にひっくりかえされた、目の前で。
自然物はほぼ壊滅。
木っ端微塵!

また、つくれば善いさ。

侵入猫"ノラ?"や
大みそか、よくぞ!壊してくれた。
片付けが大変だけど。

December 29  はれ

大掃除。自分の部屋と外回りが私の担当。
雑巾で床を拭いて、ベランダと窓は水洗い。
サンダル素足にかかる水が冷たい。
私は、犬猫と同じで掃除機が大嫌い。妻がリビングに掃除機が唸らせる頃、エスケープ。
今年最後のゴミ収集。
おもちゃ、クリスマスの包装紙、瓶、本、布切、電信柱の裾に溢れている。
でっかいアザラシのぬいぐるみには笑った。

公園は小さな子供とパパでいっぱいだ。
女の子から小枝と小石とクヌギの枯れ葉をもらった。
私の髭に 興味があるらしい。
若いパパは、その場をしのげなさそうで可哀想。"子はかすがい"って気付くには、時間がかかる。

下池で枝に貼付いた蛇の皮を見つけた。
タバコの外フィルムにくるんで財布に入れた。
新年、お金が”蛇ら蛇ら” ジャラジャラ入って気増す酔うに

里への歳暮と甥っ子、姪っ子たちへのお年玉、宅急便で送る。
パタパタお札が飛んでゆく。

December 23  はれ

夕方、公園通ったら、昔のビジネスパートナーにあった。
80年代のカフェバーブームの仕掛人だ。

吉祥寺にあった「ペンギンカフェ」って多分日本最初のカフェバーだったと思う。
誰も知らない音が流れていた。
輸入レコード屋にもなくて、
インディーズ専門店にもなくて、そこでしか聴けない音。
オーナー 自身の足で世界のテクノをコレクションして創った店だ。
でも、あっという間に、内装の形式だけをまねたニセモノが文化を壊した。
アジア風、カリビアン風・・・・風。

胸になにか自分にしかできないこと企んでるぞ。
楽しく生きなきゃ。
握手して別れた。
今日は右上がりの構図。

December 21  はれ

新宿は人が多くていつも眼が廻ってしまうけれど、夕べの人の多さは半端じゃなかった。
西口のジャズ居酒屋でギネスを飲んだ。
壁一面"平賀敬" の作品が飾られている。アル中美術館。
ピアノとトランペットの生演奏が流れているが、誰も聞いてはいない。
猥雑で混沌とした空気。
欲望も行き過ぎて無欲。
退廃ってこんな感じなのかな。
楽しいよね。
モンマルトルのピガールじゃなくて、
歌舞伎町じゃなくて、
VAGABOND

今朝は、梢の光が眩しい

December 20  はれ

テレビでPerfume の武道館ライブを観た。
オルゴールみたいなホッとする楽さがあった。
希望みたいな 心地よさがあった。

関係ないけれど、
砂漠しか知らない人が紅葉を見た時どう感じるのだろう?
氷の世界で育った人は紅葉を見た時どう感じるのだろう?
モニターで世界中を知っている気になっている私はPerfume に惹かれた。
そんなことはどうでもいいか。
今日は気の置けない人たちと忘年会。
服えらばなきゃ。最近、着たきりスズメだからな。

December 14  はれ

世の中、分け判んない不景気で仕事が無くて、ピーピーです。
こんなときは、今まで通りの営業じゃ難しい。
売り込みを根本から変えなきゃ飯が食えない!
畑違いかなと判っていてもプレゼンの方法を見直して組み立てる。貧乏暇なし。
"駄目元"っていうのは、持ち込みの原則だけれども、やっぱり苦しい。
持ち込み先も定まらない。
吉祥寺で雑誌の立ち読み。これが時流かよ?っと困ってしまう。
企画を書いては消して、タバコを吹かして、組み直してビールをあけて・・・進まない。
結局、今日はキーボード叩きっぱなしだった。
展開は無し。
散歩行かなかったから一昨日の公園。

December 07  はれ

兄の伴奏で 「帰ってきたヨッパライ」は、たのしく歌った。
兄は、フォークソングに夢中の中学生。
私は小学生。

お盆の休みに集団就職した近所のヒロちゃんが、ひょっこり現れて兄のギターでアルベジオで弾き語り。
きれいな歌だと思った。

それが星影のワルツを聴いた最初の記憶だ。

星影って何?
星と星の間の闇のことかな?古代インカやアステカの民は星座ではなく、闇の形を見ていたらしいという説もある。
日食も月食は、確かに星影だ。
星影ってなんだか解らないがロマンティックな気がする。
星影のワルツは名曲だと思う。

寒い朝は、タバコの煙がまっすぐに肺に落ちていく気がして、うまい。

合掌。

December 06  はれ

朝はいつもの散歩。
夕方、通りがかり、藤色雲がきれいだったのでベンチで一服。
目ってよく見えてるなと思う。
梢の残照、雲と空の消えきわ、シルエットのむこうの朱、みんなちがって美しい。
学生の頃、デッサンで細部に気持ちを取られ過ぎないように目を細めて情報を減らす訓練をしたけれど、あれは間違いだね。
見えてるもの全部ハッキリみなきゃダメ。
全部みなきゃ何も見てないのと同じなんだよ。
忘年会の誘いの電話。
たのしみだ。

December 05  はれ

おととい凹んだのは、石田徹也の展覧会をみたから。
長々書いて、すべてdeleteしたのは、的外れなコトバしかでなかったから。

季節外れのあたたかくつよい南風の散歩。
ブルーグレイのもこもこ雲が垂れ下がる、時々日が射したり、サーッと雨が降ったり変な空模様だ。
凹んだ気持ちと反比例するのは焦り。200回もシャッター押して・・。

夜、BSHIビジョンでワールドロックライブを見た。
エリッククラプトンがオルガナイズ。豪華なメンバーだ!
麻薬中毒患者の立ち直り支援コンサート。

20〜40年前の コンサートではマリファナ、コケインでヘロヘロになったミュージシャンや観客が映し出されていたけれど、そんなシーンは一つもない。
1960〜70年代辺りまで、麻薬はカルチャーだった。
くだらない秩序に立ち向かう挑戦だった。
麻薬も音楽も、窮屈すぎる社会と戦う平和?的武器、カウンターカルチャーだった。
それをピープルズパワーと呼んだ・・・・はずだった。
80年代、麻薬はファッションになってしまった。

時代が変わって、
当時、麻薬開放を叫んでたアイコンたちが、今の方が楽しそうなんだよね、糸で繋がっているみたいに。
麻薬より音楽そのものが。

連日、若者の大麻事件が報じられている。
逮捕者も危惧する学者も貧困。
そんなビジョンじゃ"葉っぱ"決めたって、取り締まったところで何も生まれない。

石田徹也の触感は、小さな響きだけれども確実に人を揺らす
うつろな目線は、現実をみている。何もできないけれどそれでよい。

December 03  はれ

長々書いたけれど、すべてdelete。
凹む

December 01  はれ